ジャズピアニスト平川勝朗のページ

ライブスケジュール他、日々の記録など

読書

好きな文筆家は平出隆、中沢新一、村上春樹、町田康、内田百閒、タブッキ、カポーティ、ブローティガンetc...

16:50

実体と影 ずっと雨が降ってなくて 鴨川がちょっと干上がり気味だけど 明日からまとまった雨予報だ。 そろそろ梅雨入り。 庭の半夏生の葉っぱの裏側に真っ黒い幼虫が。 吸い込まれそうな黒。 風景の一部がほころび、あちら側の世界が のぞいてしまっているよ…

9:36

猫のトイレがある部屋がほとんど機能していなかった。 日常使わないちょっと大きなモノ、をとりあえずこの部屋に置いとく、 というのが習慣化してしまって、半ば倉庫部屋みたいなかんじになっていたので、 せっかく時間もあることだし、この部屋を生き返らせ…

21:22

今年はドストエフスキーの悪霊を読む、 と意気込んでいたのに、 そのテンションは早々にしぼんでしまい、 完全に途中で頓挫した。 またいつか再開することもあるであろう。 最近は、学生時代にちょっと熱中した石川淳の短編を引っ張り出して 何十年かぶりに…

読まずに死ねるか!

意外と、若いころよりも、 それなりに年を取ってからの方が 長編を読めるようになってきた。 数年前から年に1冊のペースで長編を読んでる気がする。 なんとなく、自分にそういうルーティンを課しているようなところもある。 去年は豊饒の海だった。 一昨年…

8:29

今日もほぼ丸一日レッスンの予定。 最近なんだかこのブログのアクセス数がすごく増えているけどなぜなんだろう。 あちこちこまめにいじっているのがカウントされてるとか、さすがにそんなことはないだろうとは思うけど。 今、ちょっと空きの時間があると「嫌…

豊饒の海読了

第4巻天人五衰読み終わった。まあなんたるエンディング!クライマックスが近づくにつれて何か起こるんだ、という期待が膨らんでいったが、しかしもう残りページはわずかしかなく、この枚数ではそんなに劇的な展開は無理だろう、と思いきや、予想をはるかに…

豊饒の海3巻「暁の寺」

豊饒の海3巻「暁の寺」読了、、、すごい、すごすぎた。三島の描写力というのは、中沢新一いうところの流動的知性と関係あるだろうか、、自分のような凡人では絶対に思いつかないような大胆で強烈な比喩なのに、それを読んだときに、笑ってしまうほど「わか…

橋本治

一か月も前に亡くなっていたのに全然しらなかった。 メディアの取り上げ方もさほど大きくなかったのじゃないだろうか。 さっき知って、すこし茫然としている。 20代の一時期、すごく熱中して読んだ人。 多少なりとも影響を受けた人。 内田樹さんがいいこと…

9:34

ここ数カ月、朝、瞑想するようにしている。 座禅、瞑想、以前から何度かやりかけたことはあったがいつも長続きせず、それらしい効果も感じることなくやめてしまっていた。今回は今までで一番継続できている。 時間を20分と短めにしていることもいいのかも…

8:31

昨日やや多めにお酒を飲んだので、今朝はやや頭が濁ったかんじがしている。 多めといっても、最近はほんとかわいいレベルしか飲まないのだが。 今日は午前がレッスン。午後は特に予定がないが、そろそろ来週予定しているライブの準備をしないとまずい。ピア…

セザンヌの塗り残し

僕は洲之内徹の大ファンで、新潮文庫から出ている随筆3冊は全て何度も読み返してもうぼろぼろになっている。文庫化されてない続編がまだ数冊存在しているのは知っていたが、書店で見かけることはほとんどなく、ネットでも買いやすい値段のものがなく、何と…

カメレオンのための音楽

今年はなんとなく個人的に、中沢新一を読む年ということに決めて少しずつ読んでいるのだが、出てくる言葉が難解なものが多く、そういうのに出くわすたびにネットで検索し、調べているうちにどんどん違う道に迷い込んで、もともと読んでいたところから遠く離…