ジャズピアニスト平川勝朗のページ

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セザンヌの塗り残し

僕は洲之内徹の大ファンで、新潮文庫から出ている随筆3冊は全て何度も読み返してもうぼろぼろになっている。文庫化されてない続編がまだ数冊存在しているのは知っていたが、書店で見かけることはほとんどなく、ネットでも買いやすい値段のものがなく、何となく買いそびれていた。
このあいだ、とある古本屋さんで何を探すということもなくだらだら本棚を物色して、ある本を手にしてレジに向かおうとしていたところ、レジ近くの棚で偶然にもこの洲之内本のタイトルが目に止まり、はっとして棚から取りだしてみた。値段を見てみたら、まあそんな高いものでもない。迷うことなく最初に持っていた本を元の場所に返して、こっちを買ったのである。ほんとはどっちも買えばよかったのだが、財布の中身がお寒い状況であったのでしょうがなかったのである。いい大人がまあまあダサかったなあ、と。
ともあれ、買えてよかった。ゆっくり読も。セザンヌの塗り残し、、なんたってタイトルがいいよな~

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