ジャズピアニスト平川勝朗のページ

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15:29

昨日は祇園のバードランドで演奏だった。

ほぼずっと満席だったんじゃないかな。

大きな声で盛り上がっているお客さんも多く、

自分のピアノを聴いている人は、まあ一人もいなかったんじゃないかな。

実際のところはわからないけど、少なくとも弾く側の実感としてはそんなかんじ。

しかし、こういうときというのは、割と自分の世界にどっぷりと入り込むことができて、集中した演奏が可能になったりする。

人に聴かせよう、という変な自意識があまり出てこず、その場の流れに任せて自然に弾けるので、結果、いい音楽が出てきていたような気がする。

どんなときでもこんな意識で弾けると一番いいような気がするな。

聴かせようと思わない。気負わない。

7割くらいの力でやるイメージかな。

それでお客さんがどういう印象を持つか、ということは、

こっちが操作できることではなく、関係のないことなのだ。

アドラー風にいえば課題の分離(合ってるかな、、)

アドラーの名前が出たところで、くっついて出てきた言葉は「自己受容」。

そう、それができていれば、気負わない演奏ができるはず。