昨日は祇園のバードランドで演奏だった。
ほぼずっと満席だったんじゃないかな。
大きな声で盛り上がっているお客さんも多く、
自分のピアノを聴いている人は、まあ一人もいなかったんじゃないかな。
実際のところはわからないけど、少なくとも弾く側の実感としてはそんなかんじ。
しかし、こういうときというのは、割と自分の世界にどっぷりと入り込むことができて、集中した演奏が可能になったりする。
人に聴かせよう、という変な自意識があまり出てこず、その場の流れに任せて自然に弾けるので、結果、いい音楽が出てきていたような気がする。
どんなときでもこんな意識で弾けると一番いいような気がするな。
聴かせようと思わない。気負わない。
7割くらいの力でやるイメージかな。
それでお客さんがどういう印象を持つか、ということは、
こっちが操作できることではなく、関係のないことなのだ。
アドラー風にいえば課題の分離(合ってるかな、、)
アドラーの名前が出たところで、くっついて出てきた言葉は「自己受容」。
そう、それができていれば、気負わない演奏ができるはず。