ジャズピアニスト平川勝朗のページ

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読まずに死ねるか!

意外と、若いころよりも、

それなりに年を取ってからの方が

長編を読めるようになってきた。

数年前から年に1冊のペースで長編を読んでる気がする。

なんとなく、自分にそういうルーティンを課しているようなところもある。

去年は豊饒の海だった。

一昨年はまあこれは長編とはいえないし、小説でもないけど、

中沢新一のカイエソバージュを全部読んだ。

新平家物語を読んだのは一昨年だっけ、いや、その前か、、

カラマーゾフ読んだのもここ10年以内のはず。

そんな感じで、今年はドストエフスキーの悪霊を、と思って読んでいる。

まだ読み始めたばかりだけど。

(ついでだけど、今年は年明け早々にずっと迷ってた騎士団長殺しを読んだ。

残念なことに、ぜんぜん心に残っていない。まあそれについてはいいわ。)

 

このあいだ、ふと「読まずに死ねるか」

という言葉が思い浮かんだ。

特にこれといった意識もなく、なんとなく勢いで思いついた言葉だけど、

一応調べてみたら、そういうタイトルの本があったんだな。

たぶんどこかでそれを目にしていたんだろうけど、

それにまつわる情報だけがすっぽり抜け落ちていたんだろうと思う。

終活、、ではないけど、

自分が死ぬ間際に、しまった、あれ読んでないわー

とか思って後悔するのはできることなら回避したい、

と、なんとなく思ったのであった。

そして、そう考えると読書へのモチベーションが一気に高まってくる。

「読まずに死ねるか!」

 

という訳で、ドストエフスキー。

これはカラマーゾフのときもやったことだけど、

登場人物の相関図をちゃんと図にして書かないと、

ほんと訳わかんなくなってしまう。

まあ、ドストエフスキー読んでる人の大半は

こういう図書いてるはず。

 

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