ジャズピアニスト平川勝朗のページ

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Luiza

ジョビンのLuizaを弾いてみた。
この曲、大好きなのだが、それはつまりショパンが大好き、ということに即つながる。
ジョビンがショパンにめちゃくちゃ影響を受けているというのは、周知の事実、といっていいんだと思う。そもそもジョビンという名前がショパンぽいではないか。まあそれはいいとして。
一番有名なのはジョビンの代表曲といっていいHow Insensitiveがショパンのプレリュード4番にクリソツだ、というやつだが、僕はむしろこのLuizaの方がショパンへの愛をすごく感じる。
いやらしくもったいぶったアプローチノートから一気に音程が飛躍する、この妖艶なメロディは完全にショパンのお家芸であるし、そもそもこの曲のイントロで使われるフレーズは、どう考えてもマズルカop24-4を意識したものと言わざるを得ない。(僕はこの部分弾いてないけど)
というわけで、この曲をどう料理しようか、と考えた時に、曲がショパンのオマージュなのなら、アレンジもショパンを意識するのがまあ普通の流れよね、ということで、まあまあそれなりに意識してみました。マズルカop24-4の後半で出てくる主旋律の対旋律がほんと美しいんですよね。
ショパンを意識なんて、ほんとおこがましいんですけど。すいません。

 

 

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